イタ飯百珍

イタリアが「他国に負けない!」と気を吐いているもの、それが「食」!最近は備忘録。

ビリヤードのごとく縦横無尽に

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ピエモンテから届いたグラッパ

4月21日(火)

今日はオンライン授業があるというので、娘はおしゃれをして髪の毛をきれいにして、香水までつけてコンピュータの前で待機。

先生の方の段取りが悪くて、今日は始まるのがだいぶ遅れた。

夫は今日も会議に忙しく、その合間にピエモンテから小麦粉、グラッパ、ラードなどが届く。封鎖で頑張っている私たちに、これはご褒美だ。

私にはお昼過ぎに日本のクライアントから電話があり、初めて校正の仕事を依頼された。校正係が急に家庭の事情で仕事ができなくなってしまい、担当者さんからSOSが来たのである。普段の私は、校正や修正される立場である。いつもとは反対に人様が書いた記事を読んで校正していると、なんだか姑になった気分になる。誤字脱字、長すぎる文章の簡略化、執筆内容の確認をして、まるで重箱の隅をつつくような作業を午後中続けることになった。うん、これはこれで楽しい。

 

午後にはもう一つ事件があり、日本人学校の今年度のクラス代表さんが娘さんの休学に伴って辞退。交代して~と泣きつかれた。

私は去年に引き続いて、クラス代表を務めることになった。今年はこんな異常事態で、去年よりも忙しくなりそうだ。なんだか今日は、代打役を任される日だった。いただいた役は、精いっぱい務めよう。

 

夫はイタリアの学校のクラス代表として、先生と父兄との連絡役で毎日バタバタしている。

狭い家の中を家族で3人、ビリヤードの玉みたいに縦横無尽に走り回っている感じ。

 

夜はピエモンテのラードでブルスケッタを食べて、トマトソースのパスタをぱくつきながら、ユリウス・カエサル時代の戦いドキュメンタリー。偶然にも、今日はローマ建国記念日だ。

 

忙しい日だったので、ニュースもろくに見ていない。外の世界に心を煩わせず過ごせる、こんな日もよいものだ。