イタ飯百珍

イタリアが「他国に負けない!」と気を吐いているもの、それが「食」!最近は備忘録。

戻ってきた生活のリズム

7月3日(金)

日々の生活のリズムが早くなり、コロナ以前の生活のペースが戻っている。

もちろん、生活の中で大きな変化はあるのだけど、なにやら慌ただしく過ぎていく日々の中でまた自分を失いそうになることもある。なんだか、気持ちに余裕がない。

外出せざるを得ない用事が増えて毎日忙しくしているのに、日本に帰ることだけはなかなかままならない。夏の太陽と山の涼しい風を毎日浴びながら、梅雨の日本に思いをはせている。

そんな私の思いとは裏腹に、娘は明日から姑とバカンスに出かける。私に似て海があまり好きではない娘は、「3週間も海なんて嫌だなー」とぶつぶつ言っているがこれも祖母孝行である。娘の思いも、「日本に行きたい」に凝縮しているのだ。彼女の目的は、日本の食べ物やお菓子や雑貨にあるにしても。「8月はどうなるかなー、ママ」としじゅう口にするのも、あきらめきれない思いがあるのだろう。

私と夫は、自宅に残って仕事である。まったく、貧乏暇なしとはよくいったものだけど、少しでも仕事をこなして日本に帰国できるときは十全に楽しみたい。そのために働くのだ。

というわけで、明日は午前中に日本人学校のオンライン会議があり、午後は娘と姑をアブルッツォのバカンス先に送り届ける。しばらくは夫と2人の暮らしが続くことになる。喧嘩をしても仲介してくれる娘がいないから、本当に気をつけなくてはいけない。