ひとりの日曜日
寝坊をして、ひとりの日曜日を過ごす。
仕事をふたつ、みっつとこなして、卵サンドなどを作ってみる。
昨日書いた友人がお料理のプロだから触発されたのかもしれないが、自分が作った不細工なサンドイッチがおかしい。それを食べながら、ミルクティを飲む平和な日曜日。
新しい出会いというものは、どうしてこうも高揚感をもたらしてくれるのだろうか。
いや、すべての新しい出会いがこのようなものであるはずはないから、昨日はやはり特別な日だったのだ。
この気持ちの浮つき具合はただ事ではない。
気分に合わせて、ドラマチックなイッサーリスの「ロマンス」を聴く。
夫から電話。
遠くアメリカからの電話は、電波も途切れがちだ。
それでも、新しい友人ができた喜びを早口に伝える。
夫は、「僕もとても嬉しい」と言った。
「心はたくみなる絵師のごとし」
このはなやいだ気持ちで、新しい1週間を過ごそう。