イタ飯百珍

イタリアが「他国に負けない!」と気を吐いているもの、それが「食」!最近は備忘録。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

無題

水曜日の私は忙しい。 朝、娘のクラスの男の子を一人拾って、娘ともども学校に送り届ける。 そのあと、農家直営市場に向かって野菜や果物、パンを買い込む。 家に着くころには、お掃除のお姉さんが来てくれる。 水曜日の市場で、私が野菜や果物を買うお店は…

悪疫退散!を祈る

怪物退治をする聖ミケーレ ロレンツェッティ展にて 毎朝、起きると状況が劇的に良くなっていることを祈りつつニュースを広げる。しかし、今のところ朗報はなし。 イタリアは、ここ数日でパニック状態になっている。 北イタリアで、あっというまに100人を超す…

うしろめたさ

シエナのドゥオーモ美術館にて 毎朝、ニュースを見るたびにコロナウィルスの感染者数を見てうなだれてしまう。 東日本大震災のニュースを、生まれて数か月の娘を抱きながらコンピュータで見ていたあの当時を思い出す。今は娘は9歳になり、彼女を学校やお稽古…

ニュースと古代とその他いろいろ

カプアの遺跡より 2月とも思えない温かい日が続いている。 暖房もつけず窓をあけて車を運転する2月なんて、この町に引っ越してきて初めての経験かもしれない。 twitterを見ていると、トスカーナに住む人がソラマメの写真をアップしていた。 田舎の食料品店で…

胸に千巻の書

「胸に千巻の書あれば 語を下すおのずから来歴あり」 宮本輝氏の著作を読んでいてこんな言葉に出会ったのは、ずいぶんと前のことだったと思う。 私は生まれてからこのかた、千冊の本はまちがいなく読んでいる。が、娯楽本も多かったから、おのずから口からこ…

ひとりの日曜日

寝坊をして、ひとりの日曜日を過ごす。 仕事をふたつ、みっつとこなして、卵サンドなどを作ってみる。 昨日書いた友人がお料理のプロだから触発されたのかもしれないが、自分が作った不細工なサンドイッチがおかしい。それを食べながら、ミルクティを飲む平…

こんな日があるから、生き続ける

私は、生来のペシミストである。 もうこれは治らない病気のようなもので、幸福を感じることがあっても「いや、こんなことが長続きするわけがない」と考えてしまうし、些細な失敗をしただけでどん底まで落ちていってしまう。 若いころは、それこそ両親が風か…