ニュースと古代とその他いろいろ
2月とも思えない温かい日が続いている。
暖房もつけず窓をあけて車を運転する2月なんて、この町に引っ越してきて初めての経験かもしれない。
twitterを見ていると、トスカーナに住む人がソラマメの写真をアップしていた。
田舎の食料品店で空豆見つけた。ペコリーノチーズと空豆、トスカーナの春の一品。 pic.twitter.com/87Pmng0jnE
— easyfirenze🍷フィレンツェガイド (@easyfirenze) 2020年2月18日
2月にソラマメ…。
春の味覚はいつだって喜ばしいものだが、それはやはり春のはじまりに味わうから嬉しいのである。2月の極寒の季節に出てきても、喜びよりも不安を感じてしまう。通常ならばこの時期、そろそろ飽きてきたブロッコリー類をもそもそと食べている頃なのだから。
別のニュースによれば、アスパラやイチゴも露地栽培がメルカートに登場し、専門家は気候温暖化を深刻に憂慮しているらしい。
いつもの新聞を読んでいると、ポンペイで40年ぶりに「カーザ・デッリ・アマンティ」が修復を終えてお披露目とか。
黒色を背景にかわいいプッティたちが描かれているというフレスコ画を、ぜひ見てみたいものだ。
そんなこんなで、ポンペイに関するニュースを見ていたら、ポンペイにはファーストフード店があることが判明しているという記事があった。
現在でいうところの「ターヴォラ・カルダ」という様相を呈していて、温かい食べ物が気軽にかつ安価に食べることができた食堂なのだそうだ。こうなると、当時の庶民的なメニューにがぜん興味がわいてくる。後で本を探してみよう。
ポンペイにはまだまだ、愉しい事象が眠っていそうでわくわくする。
もう一つのわくわく事案は、ロムルスのものの可能性がある棺がフォロロマーノで発見されるというニュース。
つまらない仕事をほったらかして、古代のロマンに思いをはせる平日の午後です。