イタ飯百珍

イタリアが「他国に負けない!」と気を吐いているもの、それが「食」!最近は備忘録。

ラファエロの誕生日+命日 4月6日

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フォリーニョの聖母に登場する天使

4月6日(月)

今からちょうど500年前、ラファエロが亡くなった。

537年前の今日、ラファエロが生まれている。

誕生日と命日がともに4月6日というラファエロ、今年は没後500年ということでローマでは大々的なラファエロ展が開催されたのに、わずか数日で休止。すべては、コロナウィルスの影響だ。

ベラスケスに心惹かれて西洋美術史の敷居をまたいだ私にとって、ラファエロは導き手だった。なにしろ、きれい。美しい。わかりやすい。

だんだんとその完璧さよりも別のものに魅かれるようになったとはいえ、ラファエロの存在は不動である。

 

本日、私は朝から鬱々イライラ。

仕事はなんとかこなしたけれど、最悪の月曜日。

 トスカーナに住む美術ファンのかたとラファエロに関するバカ話をして、1日をやり過ごした。

考えてみれば、もう1か月以上も家にこもりきり。なんだかもう、家の中に自分の根が生えて、いざ外出可能になっても足元がすくんで外に出れないような、そんな気分にもなってきた。

インドア派の私は、特に苦痛も覚えず自宅で過ごしている。イタリアの状況は好転の兆しだけど、その後の問題は山積みだ。

私は個人的に仕事に差し支えがあるわけではないけれど、イタリアの将来を思うと険しく長い道のりになる。

そんなことを思って気持ちが沈むのか、それともただのストレスか、あるいはいつもの周期的にやってくる気鬱か。

まあ、明日になればなんとかなるだろう。

ラファエロの画集を眺めながら、シューベルトの三重奏NO.2を聞く。

今日は、このまま夜になるまで静かに過ごすつもり。