イタ飯百珍

イタリアが「他国に負けない!」と気を吐いているもの、それが「食」!最近は備忘録。

5月のはじまりにとんかつを揚げる

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学校の友達とアペルティフ!

5月1日(金)

5月が始まった。

初夏とは名ばかり、曇って寒くておまけに風が強い日である。

昨年の5月も寒くて、冬物のコートを着ていたのを思い出した。

今日はイタリア語の授業がオンラインであり、授業のあとは先生もクラスのみんなもともにアペルティフタイムとなったのだそうだ。

「パパ! 今からアペルティーヴォだからオレンジジュース絞って~」とパパに哀願。

パパははりきって、レモンまでおまけしていた。

 

午前中は全員、学校の授業と仕事に精を出す。

午後はダラダラ。外で遊んだり、ロボットを作ったり。

私は昨夜の続きで、赤毛のアンを読む。よくしゃべるアンのセリフ、娘も文字にしたらこのくらいはしゃべってるなあと思う。

 

昨日、町の豚肉専門店で購入してきた豚肉で、夜はとんかつを山ほど揚げた。

モッツァレラと生ハムも挟んで、久々のお肉がっつりの揚げ物!

炊き立てのご飯で、今日はよく食べた。

白いご飯と揚げ物、元気が出る。

 

イタリアの封鎖解除は5月4日に迫っているが、感染者がゼロとなっているカラブリア州では早くもバールやレストランが再開と伝えられた。国と州で揉めているらしいけど、南部はよく頑張って抑え込んだなと思う。市長たちが声をからして、市民を家にいるよう呼びかけたのも功を奏したのかもしれない。

しかし、このコロナの危機に漬け込んでマフィアの台頭も始まっているらしい。テレビのニュースでもマフィアは話題になるから、娘が夫に「マフィアって何?」と尋ねていた。「マフィアのことを本当に説明しようと思ったら1日かかるな」と夫は独り言ちていたけど。おいおい、娘にもこういう世の中のよろしくないことも教えていかなくてはいけない。

 

とりあえず、うなる風の音を聴きながら今夜も赤毛のアンの世界にひたることにする。