イタ飯百珍

イタリアが「他国に負けない!」と気を吐いているもの、それが「食」!最近は備忘録。

思春期の入り口

6月7日(日)

イタリアの生活は、活気を取り戻し始めた。

あっちこっちで渋滞が発生し、封鎖のストレスの反動か週末は外に出る人が多い。依然と異なることは、みんな律義にマスクをし、知人に会っても抱き合わず、お店に入るのにも列をなすといったところだ。

今日も姑の家。

相変わらずのベジタリアンメニューで、娘はもそもそとポテトのミルフィーユを食べていた。

3月5日から始まった学校の休校で24時間娘と過ごしているわけだが、なんだかこの3か月でずいぶんと娘も変わったなという気がする。もうすぐ10歳だから当然かもしれないのだけど、まだ9歳と思っていたのが妙にませてきたというか気難しくなってきたというか、これも成長の一過程なのだろう。

 

今日の午後は、「ショッピングに行きたい」と言い出した。

サロペットが欲しいのだそうで、気が進まない夫と姑をなだめすかしてお店に連れて行き、夏用のサロペット購入。

いつだったか、脳に関する医学者の記事を読んだことがあったのだが、人間は25歳になるまで前頭葉にある理性に関する脳は完成していないのだそうだ。

だからよく「若気のいたりで」起こるさまざまな失敗は、生物学的に見てもごく普通のことなのだという。

思春期に入ろうとしている娘も、これから理性では制御しきれないいろいろなことが起るのだろう。私は決して良い母親ではなのだけど、あまり干渉しすぎずに見守りたいものだと思っている。

普段は、意味もなく洋服なの買ってあげる母ではないのだけど、子どもなりにロックダウンの生活の中で頑張ったなあという思いもあったから、今日はご褒美にプレゼント。

授業は、金曜日に終了した。日本人学校だけ、7月の初めまで授業が続く。

明日の月曜日は、午前中にクラスの先生と仲間でちょっとしたパーティーをするのだそうだ(もちろんオンラインで)。

長い夏休み、娘をどのように過ごさせるか頭が痛い。